タイでは会社や工場勤めの場合は靴を着用しますが、それ以外はサンダルが一般的です。お洒落は足下からというのはタイも日本と同じで、安価なサンダルを履いていると貧乏なのを宣伝しているように思われますので注意が必要です。

ビールも同様で、飲むアイテムによって地位を判断されているとは知らずに安いビールを飲んで同僚に指摘されたことがあります。

外国産のタイ国内で販売されているビールはハイネケンやバドワイザー、メイドインジャパンでいえばアサヒスーパードライで、いわば外国人ビジネスマンが飲むものとされています。シンガポール・ブランドのタイガービールも人気で、行きつけのバーのマスターからいつもタイガーをオーダーしていると同胞の華僑と勘違いされたことがあります。

singha beer

タイ国内産でランクが高い順でメジャーなものでは、シンハー・レオ・チャン・アーチャーの順になります。

シンハーはタイ語で管理職のマネジャーを指す「プー・ジャッガン」、レオは一般的なタイ人、象ビールで知られるチャンは労働者階級のビールになります。日本人の場合は現地採用でもマネージャークラスでの採用になりますので、シンハーを飲むのがおすすめですが、チャンは酔いやすく経済的なので自宅で個人でのたしなむものとしていました。

価格はコンビニでの購入でシンハーが約40バーツでレオ、チャン、アーチャーの順に安くなります。アーチャーを試しに買って帰ったことがありますが、今まで愛想が良かったセブンイレブンの若い女性スタッフから強烈な白目チョップを浴びせられました。それ以降態度ががらりと変わり、自分から話しかけてくることは一度たりともなかったです。

drink shop

2017(平成29)年10月現在のレートは1タイバーツが約3.4円なので、シンハーは約130円です。日本と違ってタイでは肉体労働者や工場勤務は事務職よりも給料が可なり安く、チャンやアーチャーを飲んでいるとお金がない日本人と捉えられてしまいます。

ちなみにタイのマネージャークラスのビールで人気のシンハーにはライトがあり、チャンの高級版にフェダーブリューがあるなど市場も少しずつ変化しています。また、生ビールやワインも人気ですが、それ以上にタイ社会でステイタスとされているのが高層ホテルのルーフトップバーでいっぱいやることです。

会計は日本のように割り勘の概念はなくお金を持っている人が払うのが一般的で、華僑社会ではどちらが払うか面子の面で時々口げんかをしている光景を目にすることもあります。
bangkok town
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