タイは大まかに分ければ、バンコクを中心とした中部とチェンマイが位置する北部、イサーンと呼ばれる東北部と南部に分かれています。大らかな南部、日本の今の若い人たちに通じる程よい距離感を作るのがうまい中部、昔の日本人気質の少しシャイな北部、思ったことをすぐ口にする東北部と地域によって特徴があります。そんな中で総合的にタイの国民性を理解するためにもタイ語の勉強は面白く、幾つか内容を紹介いたします。

タイ人気質を象徴する最も現地で暮らす日本人にも有名なのが、「マイペンライ」で可なりオールマイティに使えます。「気にしない」の意味ですが、市場でTシャツを購入しようとしたときに少し汚れがあった場合でも洗えば落ちるといって、「マイペンライ」を使います。

ほかの商品との交換との概念があまりなく、少々の失敗や間違いでも使われています。お金を返してと催促して借りた方が「マイペンライ」ということもあるので、流石にそれは困りました。

Devout Buddhist

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また、「何でもいいよ」の「アライゴ-ダイ」や「どこでもいいよ」の「ティー・ナイ・コー・ダイ」もよく使い東南アジア特有の曖昧さが何ともいえません。はっきりした表現もありますが大まかなものが多く、「ほとんどの」の意味にあたる「スアンヤイ」も代表的な表現です。例文で言えば「スアンヤイ コー・イープン チョップ タイスキ」は、「ほんどの日本人はタイスキが好きです。」になります。

はっきり断らないのもタイ文化の特徴で、「マイチャイ」の「違うよ」を使った表現も覚えておくと良いです。マイチャイワーの「~というわけではありません。」の例文では、「マイチャイワー マイチョップ」は、「嫌いなわけではありません。」になります。

Phitsanulok station

タイの人は人の嫌がることをしない国民性で、香りにはとても敏感なので一日3回シャワーを浴びます。カオホームマリのホームは「香り」で「メン」は「臭い」になり、タイの会社に就職して同僚から「メン」といってからかわれる日本人もいましたが、溶け込んだ証拠です。

ヤードムといったメンソレータムのリップクリームのような形をしたものを嗅いでいる人たちをよく見かけることがあります。タイでの就職では、朝シャンだけでなく出勤時の朝シャワーは必須です。

日本語では心の意味のジャイを使った表現が多いのも、タイの国民性ならではです。「ジャイ・ディー」の「(心が良い)優しい」や「ジャイ・グワン」の「心が広い」はいわれると、うれしいものです。逆にタイでは最も嫌われる「ジャイ・ローン」の「短気」や「ジャイ・ダム」の「腹黒い」といわれないように、タイ生活は日頃から気遣いが大切です。
BTS sky train
何かと便利なチェンマイの毎日

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