一年中常夏のタイと思われがちですが日本の冬の季節のタイの北部はとても過ごしやすく、バンコク界隈の中間層以上の人たちはチェンマイやチェンライにお洒落を楽しみに来ます。

コンパクトにまとまったチェンマイは外国人観光客が多いですが、さらにのんびりしたチェンライもおすすめです。バンコクのヤワラーやタイ南部のハジャイ、チェンライは華僑の人口比率が高いこともあり食事が美味しいのも魅力的です。

そんな中で20世紀半ば中国の国共内戦で敗れた国民党の残党の人たちは逃れてきて山里に集落を作ったドイメーサロンは、日本の田舎を思わせるような風景です。住民はタイ語に加え中国語の標準語を話しますが、中には訛りのすごい人もいます。

ドイ・メーサロン Doi Mae Salong

高原に位置しているため気候が良くて空気も新鮮で、バンコクから来た観光客はコテージやキャンプに宿泊していました。食事では「雲南餃子館」のワンタン麺がおすすめで、豆板醤のアクセントが抜群です。

アカゲストハウス周辺の通りに出ている路上販売の糯米で作られたお餅は、素朴な感じがして和菓子に通じるものがあってとても親しみやすい味でした。

夏の時期は特に混雑が予想されますので、コテージやゲストハウスには早めのチェックインをおすすめします。

山里の集落ですがセブンイレブン、アカゲストハウスに隣接する新生ゲストハウスはカフェ兼レストランがあり、たいていの場合は夜旅行者がいるので話し相手も見つかります。界隈には洗衣服店(ランドリーサービスのお店)もあり、タイ語が話せなくても華僑のお店で中国語が解るので筆談で会話ができるでしょう。

ドイ・メーサロン Doi Mae Salong

請洗衣服一下(ちょっと洗濯をしてください)、一公斤都少钱?(1kgいくらですか)、衣服什么时候能洗好吗?(クリーニングの出来上がりは、いつですか)など事前に中国語の筆談内容を準備しておくとよいでしょう。

ドイメーサロンにいる人たちは中国の本土の人たちと違った、大陸的な豪快さや各地で成功している華僑と違っておとなしめで馴染みやすいです。自然も豊かでタイにいながら食べ物も習慣もひと味違ったテイストを味わえるスポッとして、知られています。

アクセスはチェンライからミャンマー国境のメーサイ行きのバスに乗り、途中メーチャンで下車して乗り合いバスのテンソウに乗り換えます。チェンライからメーチャンまで約40分ですが、事前に行き先を告げると同時に時間帯を見計らってバスの車掌さんに声を掛けてみると良いでしょう。帰りはアカゲストハウス界隈にメーチャン行きのテンソウが泊まりますので、安心です。
ドイ・メーサロン Doi Mae Salong
タイでまったりするのにおすすめのチェンライ

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