シンガポール以外の国で東南アジアは同じようなものだと当初勘違いしていましたが、特にタイの発展ぶりには驚かされます。同様にバンコクを歩くと、タイの人たちのこざっぱりとした清潔感のある服装に好感が持てます。

微笑みの国タイ

ひげと安っぽいトイレで履くようなサンダルはまさにNGで、タイ全体でいえることですが普段着のTシャツと仕事用の作業着にまでアイロンを掛けているのにはびっくりさせられました。「誰でも身なりを整えれば美しく見える」というタイのことわざがありますが、ほんとうタイ社会は見かけが大切です。

日本のファッションや化粧品にも興味を持っていて。暑い国だけあって浴衣も人気があり、バンコクの若い人たちは日本人に似ている人も多いのでよく似合っています。

サイアムスクエア

見かけは服装だけでなく食生活にも現れていて、ラーメンやお寿司といった日本食ブームと言うのが頷けます。タイはフルーツ天国のイメージがしますが、四季がない分だけ日本ならではの味がする果物の売れ行きがいいのも特徴に挙げられます。

日本のイチゴのあまおうや20世紀梨などが大好きなのは、それだけ日本人と味覚が似ているというのとリッチで格好良く感じるので見栄もあるようです。

タイ人観光客の団体をおいしいバイキングが有名な和歌山の南紀白浜の高級リゾートホテルで見かけたことがありますが、観光戦略としては充分にプライドをくすぐっています。

日系企業進出数が東南アジアではインドネシアと1,2位を争うタイですが、今から駐在員事務所や現地法人を構えるためにバンコクへ訪れる日本人ビジネスマンを時々見かけます。

夕暮れ時のバンコク

日本のビジネスマンの人たちとバンコクの日本食レストランで隣席になって意気投合して、その後一緒に飲みに行きました。当面はサービスアパートメント暮らしでもいざタイに現地法人をオープンするとなると合弁先やビジネスパートナーの面子なども考えて、一流のホテル滞在に途中切り替えるそうです。

海外事情に慣れている会社ならではの発想で、日本とはちょっと違ったビジネス習慣が面白いです。

ところで見かけの話に戻りますが、自分の顔に対してコンプレックスを持っているかの回答の中で東南アジアの中で最も低い国がタイです。オフィスのデスクトップの壁紙の自分率に関しては、アジア一番といっていいかもしれません。美人や美肌は七難を隠すと言いますが、愛嬌のある人たちが多く微笑みの国なので、笑顔は八難まで隠しているのかもしれません。

スポンサーリンク