タイの泣けるCMが日本で話題になっていますが、ドラマも面白いものが多くてニュースに関しても悲観的なものではなく「めでたしめでたし」と終わるものもあります。

チェンマイの街並み

バンコク在住の40代の男性がお小遣い欲しさに考えたのが、非合法のネコノミクスです。タイの中産階級以上のお家では猫を飼っている人も多くて、そこで思いついたのがオレオレ詐欺ではなく、猫ちゃんの誘拐です。

最初思いも寄らぬお金が入ってきたことで癖になってしまい、ひと月の間に30匹を超える猫ちゃんと暮らすようになって、飼い主の気持ちが解るようになって誘拐を辞めようと決意しました。

スラートターニー

猫ちゃんをこっそり家の前に置いて1軒ずつ返していたものの罪の意識を感じて自首すると、警察も手分けをして飼い主の元へ届けました。出されていた被害届も全部取り下げられ、「一緒にまた暮らせるので嬉しい。」「自首するなんて本当はいい人じゃないの」などの被害者の声が繁栄され、犯人も直ぐに釈放されたそうです。

個人的な出来事では、チェンマイの知り合いのゲストハウスのオーナーには本妻と内縁の妻がいます。ゲストハウスは若い内縁の妻が取り仕切っていて、ファラーンと呼ばれる欧米人旅行者相手にチェックインからチェックアウト、清掃業務といった業務全般を行なっています。

毎日夕方になると本妻が現金回収をしに来て、売上を内縁の妻と折半している姿を目にしますが、ここまでは想定内でした。ゲストハウスの共有スペースでは、本妻の娘と内縁の妻の息子が仲良くママゴトをしているのを見て、タイの大らかさに惚れ直してしまいました。

タイの人身事故で罪を認めると1年半以上の懲役か罰金とされていますが、一般的な接触事故では日本では考えられない光景に出会うことがあります。

VERY THAI

知らない人の車にぶつかると責任の所在を明確にする必要と保険処理があるので、通常は警察に電話をして事故証明を取ることを考えますが、タイではぶつけた方は直ぐに逃げます。

地元の街角で知り合い同士の車の接触やちょっとした凹みでたいした損傷がなければ、お互い「マイペンライ(気にしない)」ですむ場合がほとんどです。中には車と壁の間に挟まれそうになった女性を近くで見ましたが、即効で金銭のやり取り無しの示談が済んだ後に、直ぐにバイクに乗って立ち去りました。

日本にも時々車が凹んだまた気にせずに運転している人を見かけますが、そういったタイプはきっとタイ生活への順応も早いででしょう。また、駐在員の車は頑丈なものが多く、運転手も腕が良くて愛想がいい人を採用するというのが頷けます。
タイの新聞事情

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