タイの文化のひとつに世界的に知られているのが、ニューハーフでカリプソやマンボー 、ゴールデンドームでのニューハーフショーのツアーも人気があります。

スポンサーリンク




ニューハーフのミスユニバースの世界選手権で何度も優勝経験があり、日本のはるな愛ちゃんがタイで大人気なのは有名な話です。

タイでは同性婚が法律上は認められていませんが、そもそも戸籍や統計自体が曖昧なマイペンライ(気にしない)で、済まされる場合が多いです。男女間でも事実婚=結婚という概念があるので、同姓カップルの結婚式は珍しい話ではありません。

チュンポンの屋台

歴史や文化的な背景から言えば、兵役制度を逃れることと田舎では母系社会のため、母親に対しての憧れが強く女性として育つことを好むことがあります。

タイ語ではおかまのことをカトゥーイ、おなべのことをトムボーイといいバンコクやパタヤなどの繁華街で見かけたことがある人も多いでしょう。

中国の留学時に先生がタイ人留学生に、オカマは中国語で人の妖怪と書いて人妖(レンヤオ)といいその後も皮肉交じりの講義を続けました。イサーン出身のタイ人の女生徒が可なり露骨に嫌な顔をして、文化の違いを話していたので、それだけ市民権を得ていることが解りました。

日曜日の午前10時過ぎにタニヤプラザでトイレを出ようとした時に、ニューハーフと遭遇して一瞬女性用に入ってしまったのではとびっくりしてしまいました。その後、海外駐在員親子がポケットティッシュの自販機の使い方が解らなかったようなので、教えてあげるとお父さんと息子さんから「コップンカップ!」と言われました。

スラートターニーの屋台

現地の人に間違われたようで想定外のことが続いて、二日酔いのお酒がまた回り始めましたが、タイでは何かと頭がフワフワすることも多いです。ニューハーフが多い学校やバーでは、専用のトイレがあるのも特有の文化といえます。

トランスジェンダーに寛容なのもタイが、欧米の旅行者に人気の要因のひとつに挙げられます。バンコクで一番先に仕事を探していた際に住んでいたアパートが、シーロム通りからちょっと外れたところにある、おなべちゃんと言われるトムボーイ専門のバーの裏でした。

スラートターニーの屋台

毎晩朝方まで賑わっていたので、タイでの特にバンコクでのアパート探しでは、昼と夜の顔の両方を確認する必要があると再認識させられました。幸いにもアパートに住んで1週間ほどで仕事が見つかって、バンコク郊外の仕事だったので、会社の寮に引っ越し家賃を払っていたひと月分の休みの土日だけアパートで寝泊まりをしました。

スポンサーリンク