タイのバンコクをはじめ海外からの旅行者が多い街には、外国人犯罪グループが潜んでいてお金持ちのイメージが強い日本人は狙われやすいです。
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かつてマレーシアの首都のクアラルンプールのチャイナタウンのゲストハウスで、トランプ詐欺についての注意の日本語の貼り紙を目にしました。その後チャイナタウンを散策しているとフィリピン人カップルに声を掛けられ、ファーストフード店でお茶をしました。
同じアジア人同志で顔も似ていて英語も聞き取り易く、親近感が沸いて昔からの友達のようなので嬉しいと言っては、クアラルンプール市内の親戚の家に遊びに来るように誘われました。初対面ではそれはないだろうと思い断ると、激しい口調でまくし立てるので、何か意図があったのでしょう。
タイで働くようになっても自称フィリピン人カップルから同様の誘いをカオサン通りで受けました。お家に招待されてポーカーゲームで最初勝足せて貰って段々レートが上がり、最終的にはぼろ負けをするというパターンです。現金やカード、トラベラーズチェックなど有り金を換金させられて50万ほど取られたという結果になるそうです。もう今はいないのかなあと思っていると、またその手の詐欺が復活しているとのことです。
近年旅行者の中でもよく見かけると言われるのが、西アジア系でぱっと見が南欧の人にも見える紳士的な格好をした「日本のお金見せて詐欺」です。風貌が活かした感じで親日家を装い、日本のお金を出した一瞬の隙をついて財布ごと奪って逃走する手口です。
シーロム通りのコンビニや伊勢丹界隈、スクンビット通りで見かけたことがあります。暑いバンコクの街中でパリッとしたスーツ姿はないだろうと思ったので難を逃れられましたが、ちょっとでも油断しているとほんとうに危なかったです。
ほとんどの人が引っ掛からないと思いますが、アソーク界隈のバーに昼間からたむろしているアフリカ人の中にはしつこいのがいます。投資話を持ちかけてくるのですが、「俺に数千億円のお金を預けると資源ビジネスで儲かってその倍のお金がお前のところに入ってくる」と言ってきました。そもそも旅で知り合ったばかりの人間にそんな大金を預ける人もいないでしょう。
タイと日本は経済的にも政治的にも良好な関係がずっと続いていて、一般的な外国人旅行者にも楽しい人がたくさんいます。バーで知り合ったアメリカ人からどこから来たのと聞かれたので、「中国にいるときはシンガポール人、今は日本人」と説明すると、俺も同じだと言っていました。
そのアメリカ人は英語教師で、反米が多い韓国で働いていた時にはカナダ人で通していたそうです。気の合う旅行者と知り合う機会が多いのもタイなので、より快適に過ごすためにも外国人犯罪などの動向をチェックしておくと良いでしょう。
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