タイの人たちを対象にしたアンケートでは、最も信頼できる外国ブランドの1位は日本です。電通による「ジャパンブランド調査2016」は日本についての親日度を幅広く調査したもので、1位のタイと2位のベトナムをはじめトップ10の多くを東南アジア諸国が占めました。

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スマホや携帯に関してはノキアやサムソン、家電では韓国や中国製品の売れ行きがいいのは、東南アジア諸国の人たちの性格と収入バランスによるものだと、華僑の人たちが言っていました。飽きっぽいので3年に1度ほど買い換えるので、故障がなく高い日本製は家電に関しては苦戦を強いられるそうです。

車に関しては安全が一番なので圧倒的に日本車が人気でタイ国内の9割のシェアを占め、ブランド別では1位がトヨタ、2位はいすゞです。いすゞのシェアが高いのはタイ国内にピックアップトラックが多いことと若者にウケのよいスポーツカーの存在が挙げられます。

タイの食堂

企業に関しても合弁先で最もふさわしいパートナーが日系企業、国際結婚にしても日本人が特に人気があります。同じアジア同志というのもありますが、矢張り日本に対しての信用と安心感が大きな要因でしょう。

バンコクのように国際都市は別としてタイの地方のローカルレストランに行くと、日本人だと解ると店を開けたまま買い物に行く女店主がいます。昼寝をしているのも油断やサボりではなく、間違いなく安心している現れです。

チェンマイのソンペット市場併設の食堂の女店主は、朝店を開けて私がやってくると同時に笑顔で、「今から食材を買いに行ってくるのでちょっと留守番をお願い」と言います。ほかの外国人だと好き勝手されることも考えてしまうかもしれませんが、日本人では先ずそれは考えにくいです。

タイの食堂

タイ北部の山里のドイメーサロンはバンコクやチェンマイといった都市部の人たちの避寒地として知られ、一年を通じて旅行者が多く早くチェックインしないとめぼしい宿に泊まれません。夕方チェックインしようとするとドイメーサロンの中心部はどこも満室でしたが、アカゲストハウスのオーナーが普段は使っていない集団部屋を開放して一人部屋料金で泊めてくれました。

ゲストハウスに長逗留しながら併設されているレストランの手伝いや館内の掃除をして、無給だけど毎日2食付きで部屋代を安くしてタイ語を覚えるといった日本人もいます。そういったことができるのも安心な日本人というブランドがあるからです。

タイの食堂

タイ語と英語が話せて年齢が近い場合には、ゲストハウスの女性オーナー自ら給料は出せないが宿代無料の食事3食付きで宿を手伝ってくれといわることもあるかもしれません。実際その場面に直面しましたが、本業がなければそれもありかなと思いました。

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