これからバンコクをはじめタイで働くことを考えている人にとって、タイのローカル会社と日系企業の違いが気になるところです。

先ず面接の際に転職経験が多いのを嫌うのは日系企業、いろんな仕事の経験があって面白いと考えるのが華僑を中心とするタイのローカル会社です。それでも社会人経験があって英語やタイ語といった語学力がそれなりにあれば全体的に仕事探しはそれほど難しくなく、日系の場合は新卒や社会人経験が浅くても人物的に良ければ採用をするケースが多いです。

タイの日常の風景

次に採用になった後の本採用前の3ヶ月間未満のインターン期間中に、正式なワークパミット取得のためにシンガポールなど第3国へノンイミグラント・ビザの取得にいきます。第3国のタイ大使館や領事館での取得ですが、日系企業の場合は現地までの往復の飛行機の手配をしてくれて、ビザ代から交通費と宿泊費も一般的には全額出してくれます。

個人経営レベルの日系企業というよりも現地で起業をした日本人やタイのローカルの会社では、自身で現地までの移動に加え費用も会社があまり持ってくれないという場合もあります。

いざ仕事がスタートすると、タイ生活に慣れてしまえばローカルの会社の方が精神的なストレスは少なくてすみます。ローカルの会社ではタイ語がメインになりますが、日本社会特有の社長や上司への機嫌取りなどは、特に必要がありません。無愛想は少々問題があるとしても、普通にマイペースで仕事ができるのがうれしいです。

なお、華僑系の会社で台湾系であれば中国語、シンガポール系では英語がメインとなりますので、自身の得意な言語に合わせてタイの仕事選びを検討してみてください。

バンコク 水上ボート

タイのローカルの大きな会社では終業の15分ほど前にタイムカードの前に社員が大勢並んでいることは珍しくなく、びっくりしました。冷房がとにかく効いていて、乾季の時期は上に羽織るものを一枚用意しておくと良いでしょう。逆に日系企業では、コスト削減のために定時以外は冷房を切っているところがありますので、早めに出勤すると暑さが身にしみます。

ローカルの会社ではビジネスミーテイングでお客様を交えた際でも、タイ人マネージャーは日本語のシーンでは居眠りをしていますが、誰も特に咎める人はいません。銀行や旅行会社のように就業中に接客や常に電話応対がある場合以外は、日系の会社も含め昼休みはみんな昼寝をしています。

その時間帯は会社訪問を避け、掛かってきた電話を取ってもタイの同僚のスタッフはみんな夢の中なので、「郷に入っては郷に従え」の精神で昼寝をしてエネルギーを補給しましょう。

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