バンコクのセントラルワールドプラザ隣接の伊勢丹の6階には、紀伊國屋書店がテナントで入っていて本の品揃えが豊富です。日本の新書の取り扱い数は、東南アジア屈指で現在ではシンガポールの紀伊國屋を越しているでしょう。

日本からの新書には関税が掛かるので少し高め、そんな時に助かるのが古本屋の存在です。BTSプロンポン駅の構内にある古本屋「ブックオブワールド」はプーケットの日系旅行会社で働いていた日本人の経営といわれています。

ブックオブワールド

値段は日本の古本屋より少し安めですが、雑誌に漫画や旅行、経済関連に至るまで比較的身近な内容の本が揃っています。駅の構内にあるので便利なこともあり、プロンポン界隈で用事があった帰りに数冊購入する人が多いです。「ブックオブワールド」には、小説の20バーツコーナーがあるので、読書が好きな人にはたまりません。

バンコク界隈で最も古本が充実しているのが、プロンポン駅からすぐのスクンビットソイ39の入口に位置する「サンブックス」です。「ブックオブワールド」に比べると古本自体の手入れが落ちるものも結構多いですが、自宅で読む分には全く問題ないといえます。

店外には雑誌の格安販売コーナーがあり、店内には大まかですがジャンル毎に本が並べられているので、好みの本を見つけやすいというメリットがあります。特にバンコクでこれから働く人にとってタイの文化や習慣が書かれた本を読んでみることをおすすめします。同様に輸出入を伴う仕事に就いた場合に、お世話になるのが商社マンの人たちです。

日本の商社や東南アジアの経済についての本は、現地駐在員の日本人が読んでいた本なので、解りやすい上に内容がしっかりしたものが多いです。アジアの民族関連について本を読みながら、日本との文化の繋がりを洞察していくのも面白いでしょう。毎週2~3冊古本を購入して1年間読むとすごい知識の量になり、アカデミックなバンコクでの日々を送ることができます。

夕暮れ時のバンコクの伊勢丹前

日本食レストランが集まるスクンビットのソイ33/1の入口にあるのが、英語のペーパーバックが多いELITE USEDBOOKですが、日本語の書籍もあります。日本語コーナーを設けていますが、どちらかといえば英語のリーデイング力を上げるために本を探す方がいいかもしれません。中には興味が挽かれる日本語の本もあるかもしれませんので、気軽に覗いてみるのも良いでしょう。

日本人のビジネスマンが多いシラチャやロングステイで人気のチェンマイには、新書を取り扱う東京堂書店に加え古本屋もありますので、日本語に恋しくなることはなさそうです。

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