バンコク市内の移動で最も便利なのは地下鉄のMRTとBTSスカイトレインで、路線バスよりは料金が少し高めです。自動販売機でチケットを購入できますが、小銭がない場合は窓口でも購入できます。

タイで電車移動

タイの人たちは音域の幅が広く外国人の会話にもよく耳を傾けますが、タイ語は発音が難しくMRTやBTSは市民の足なので窓口で行き先を告げても中々通じない場合もあります。何度か発音を変えると通じ、通じない場合は公共交通機関でぼられることもないので路線マップを持っていれば行き先の駅名を指さしてみてください。

駅名はタイ語に加え英語も表記しているので、今からバンコクで暮らす人にとってタイの文字や発音を覚えるのにMRTとBTSの利用は学習ツールのひとつにもなります。

ショッピングや食事でよく利用することになるのが、BTSのサラデーン駅やプロンポン駅、アソーク駅などです。MRTとBTSはフリータイムでバンコク市内の移動に、とても便利です。ちなみに2017(平成29)年現在のBTSの運賃は16~59バーツなので、料金的にも安いです。

BTS

フカヒレなどのおいしい中華料理を食べたい場合は、MRTのフアランポーン駅で下車します。10分ほどは時間が掛かりますが歩いても行ける距離で、40番や53番のバスに乗車してチャイナタウンを指す「ヤワラート」と告げるとたいてい到着すると教えてもらえます。

市内のバスを利用する際には、日本語で書かれている本の「バンコク路線図」の利用が最適です。日本では首都圏などの大都市での書店、バンコク市内の日系書店で販売されていて、観光にも現地の生活にも実用的な一冊です。

バンコクの渋谷と呼ばれるカオサン通りには、バスに加え水上ボートで行くことができます。BTSサパーンタクシン駅の2番出口をでたところにチャオプラヤー・ボート乗り場があるので、ローカルな雰囲気を楽しめるプチ船旅が体験できます。時間帯によっては欧米人も多く、夜は21時30分頃が終点になりますので、ご注意ください。

バンコクではタクシーの初乗りが35バーツと安く、市内の中心部からスワンナプーム空港まで高速料金を含めて一般的には350バーツ程度で行くことができます。バンコク中心の滞在先のホテルや市内観光での行動範囲のエリア内は、行き先によって異なり50~200バーツが目安ですが、少々遠回りは覚悟しておいた方が良いでしょう。

バンコク市内の交通事情

タイ語や英語ができなければ、2倍以上高くなることもありますので、その際にはバンコク在住や旅慣れている人と同行することをおすすめします。

タクシーに乗る前に行き先を告げて乗車しますが、短い距離だと拒否に遭うこともあり、ほかのタクシーを探しましょう。2,3回断られると大通りより中に入ったところに停車しているタクシーやオート三輪車のトゥクトゥクに声を掛けてみましょう。

トゥクトゥクに乗車の際は事前に料金交渉は必須で、目的地に到着した時にお金を支払います。ものすごく近いのに到着して高い!ぼられたと感じても言い値が優先的になります。頭に来てもぐっとこらえて男性であればトゥクトゥクの運転手の脇をくすぐって、笑いながら軽くプロレス技をかけてデイスカウントしてみてください。いわば「言うだけただ」が、タイでは通じる場合があり、くれぐれも感情的にならない方が得策です。

バイクタクシーもありますが、ローカル色が強い交通手段なので、通常の観光にはあまり向きません。タクシー・トゥクトゥク・バイクタクシーいずれも女性ひとりの夜の利用は、なるべく避けて下さい。
MRT
タイのタクシー事情

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