タイ南部最大の都市のハジャイは、マレーシアの玄関口としてバックパッカーの間では昔からよく知られています。マレーシアのペナン界隈の人たちからすると、娯楽のカテゴリーが多くお酒が安いタイへ土日泊りがけで遊びに行くことは珍しくありません。

ハジャイの食堂

日本人のバックパッカーからするとマレーシアやシンガポールへ陸路で行くための通過点が、ハジャイでした。現在はタイ中期滞在のために、ペナンで60日間+延長30日間滞在可能のシングルエントリービザを取得して、マレーシアから入ってくる人の方が多いでしょう。

ゲストハウスやローカルレストランは、バンコクと同じぐらいの物価で食事に関しては10~20バーツほどハジャイの方が高いです。日本人の旅行者が最も多いといわれるハジャイの安宿は、キャセイゲストハウスです。かれこれ約15年の間料金据え置きでしたが、2016(平成28)年に部屋代が60バーツ~値上がり、一番安い部屋で1泊300バーツです。

ハジャイのゲストハウス

料金的にキャセイゲストハウスより少し高めのすぐ近くにある、金吉大旅社と漢字で併記されたルイス・ゲストハウスの方が部屋自体はきれいで、ホテル風です。

キャセイゲストハウスでの宿泊のメリットは、各部屋で無料Wifiが利用できる上に2階にはテレビやネット、カフェがあるのでコーヒーやお茶を飲みながら各国の旅行者とお喋りを楽しめます。ロビンソンデパートや市場も近く、食事をするところが徒歩圏内にいくらでもあるので、滞在中に困ることはありません。

ラートカオ(ぶっかけ飯屋)のレベルはタイでも屈指のレベルで、麺類でおすすめのメニューが二つほどあります。エビ殻を使ったスパイシーなパンチの効いた福建麺と鶏出汁の鶏湯麺は、機会があれば是非食べてみてください。一緒に出される酢漬けされた唐辛子を食べながら飲む鶏湯麺のスープは、やみつきになりそうな一杯です。

ハジャイの屋台

マレーシアのペナンからバスで3時間ちょっとですが、各ホテルやゲストハウスで乗客をピックアップします。対岸のマレー半島のバターワ―スで乗客を乗せる場合は、さらにもう少し時間がかかる場合があります。

バスはペナンのチュリアストリートにある古本屋や旅行代理店でチケットを買って、購入先の前かゲストハウスで出発時間のちょっと前に集合です。簡単にチケットを購入できますが、遅れるとタイ時間と違いマレーシアでは特に待ってくれずにバスが出発しますので、その点だけはお気を付けください。
バンコクとハジャイのほぼ真ん中に位置する町チュムポーン
マレーシアの玄関口のタイ南部の街ハジャイ
バンコクまで陸路で北上する間に色んなタイを知る

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