タイ南部の最大都市ハジャイから一気にバンコクへバスで駆け上る人が多い中、いつも2都市間のほぼ真ん中に位置するチュムポーンで宿泊しています。

チュムポーン

チュムポーンからはスキューバダイビングで人気のタオ島へ船でアクセスできることで、特に欧米人のバックパッカーが多いです。タオ島から1時間のところにはフルムーンパーティで知られるパンガン島もあります。

チュムポーンはエコツーリズムに力を入れはじめていて、市街地から12kmほど離れたところに位置する2つの洞窟があるカオクンクラティンケーヴなどが見どころです。また、マタポン島やラーヴァ島といった小島をボートで巡るアイランドホッピングといったツアーを手配してみるのも良いでしょう。

チュムポーン

宿はスリチュムポーン・ホテルのファンの部屋に泊まりましたが、1泊300バーツでテレビやシャワー、デスク付きです。一番の魅力は部屋の広さで日本のビジネスホテルの2倍以上の広さで、玄関のところにはビール飲みながらほかの旅行者とお喋りを楽しめる共有スペースがあります。

連泊の場合はベッドメイキングが行なわれ、ドリンキングウオーターにトイレットペーパーや石鹸も毎日新しいものを貰えて、バスタオルの交換があるのもうれしいです。

ホテルの前には日用品雑貨店併設のコーヒーショップとその隣には、タイ式ラーメンのバミーナームのお店がありますので、便利です。バミーナームのお店は繁盛していて若い女性スタッフが数人働いています。ちょっと遅めのお昼ご飯でお邪魔すると、スタッフは賄いを食べていましたが、隣から人数分コーヒーの差し入れがありました。

チュムポーン

心が優しくなれるシーンで、日本の高度経済成長の時代も町工場や食堂ではそんな感じだったのでしょう。ホテルの近くにはチョコボール君(油断している、ちょっとぼる)が店主のラートカオ(ぶっかけ飯)のお店があります。ぼられた分だけ、少し説明をしてもらっているので、その時間とエネルギーを考えると正規の料金を請求した方がいいのにと思えます。

市場の入口にある食堂のカオマンガイは可なりいい感じで、生姜やニンニクなどの薬味のアクセントとの相性が抜群です。夕食でおすすめがスリチュムポーン・ホテルから歩いて数分の美華旅社の近くにある、屋台のもつ煮込みで、ラーメンかご飯付きのスープのどちらかを選択できます。

チュムポーンの最大の特徴は、ほかのタイの町と比べて服やサンダルが2割ほど安いです。今からバンコクへ行く、あるいは旅行を続ける際に、チュムポーンで1枚ズボンを買ってみるのもいいかもしれません。おもてなしにおいては、タイの中でも最も外国人に興味を示さない町のひとつといってもいいほどで、無関心さが返って新鮮に感じます。

それでも若い人たちはフレンドリーで、何だかんだいいながら居心地が良く1週間ほど滞在してしまうこともあります。
マレーシアの玄関口のタイ南部の街ハジャイ
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