タイに中期滞在以上を考える場合に、近隣国で延長30日間を含む最大90日間滞在できる、シングルエントリービザを取得する方法があります。一般的にはラオスのヴィエンチャンやサバナケット、マレーシアのペナンが多いですが、アジア縦断ツアーで中国から入ってくる場合には雲南省の昆明にあるタイ領事館での取得が便利です。

メーサイ

同様にタイ在住の人によく話題で上がるのが、シングルエントリービザを取得せずに隣国で陸路へ行って一旦出国し、改めてタイで30日間滞在できるスタンプを貰うビザランです。

バンコクからのビザランで多いのはタイ側のアランヤプラテートからカンボジア側のポイ・ペットへの入国です。最新のタイの出入国関連のガイドラインでは、日本同様に西洋歴のカレンダーにおいて1~12月までの期間で、1年に2回と制限されています。

メーサイ

ビザランでの旅行者や中期滞在者全員に適用するわけでもないと思いますが、タイ滞在が長くなりそうな場合は、シングルエントリービザを取得した方が望ましいでしょう。

そんな中でタイ北部のビザランの町で昔から有名なのが、ミャンマーのタチレクに隣接するメーサイです。チェンマイからバスで約4時間45分、チェンライからだと1時間40分程度で到着します。

ミャンマー側のタチレクでは入国料として表面上は10ドルですが、実際は500バーツを支払います。10ドル払った方が500バーツよりも600円ほどお得なのではと、思ってしまいます。ほとんどの人たちが500バーツ支払っていますが、10バーツを出してみました。

「その10ドルは古い」と指摘されましたので、「I am not old men.」に続いて的外れの英語を連発して何とか500バーツを支払わずにすみました。ただ、タイ同様にミャンマーも役人はプライドが高いので、間違って使うと痛い目に遭いそうなので、今回キリです。

タチレク

ミャンマー側のタチレクで日帰りであれば特にビザ無しで観光でき、タバコやお酒が安いので、買ってタイへ戻る日本人も多いです。かつてタチレクにはストリートチルドレンで溢れていましたが、欧米のNPOの援助によって貧しい子ども達が集団生活をしながら学校で学べる環境が整って来ています。

メーサイには日本食レストランもあるようですが、中華料理の美味しいお店があります。バスターミナルに向かって歩くと左手に「雲南過橋米線」の看板が出ていますが、味の方もかなりおすすめです。

鶏出汁のあっさり系のスープに米粉のうどん麺が入っていて土鍋で出て来るので、美味しさ倍増です。お肉や野菜類も入っていて、いわば中国版の鍋焼きうどんで、本場の雲南省の昆明のものと比べても遜色がないほどの味です。
タイ北部でビザランといえばメーサイ

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