アメイジング・タイランドといった言葉に代表されるようにタイはいわずと知れた観光立国で、おもてなしの国としても知られています。日本人観光客に関しては団体から個人旅行、ビジネス出張やロングステイに至るまで客層の幅が広いです。

語学力と学歴問わずタイで就ける仕事
タイのローカル会社と日系企業の違いについて

メコン川

観光関連産業では日本本社採用や現地で働く日本人も多く、一年を通じてホテルや現地の手配全般を取り扱うランドオペレーターなど旅行会社が募集を出しています。

タイ語が流暢で組織の枠組みにとらわれなくていいのが日本人の団体観光客相手のツアーガイドですが、それなりに上下関係は存在しています。旅行会社から仕事をもらうので常にお得先の確保をする必要がありますが、会社勤めというわけではないのでその分気は楽で、タイ人の日本語ガイドの中にはとてもいい人が多いです。

バンコクBTS

旅行会社の求人案件は学歴や経験問わずやる気を重視するところもありますが、タイ語ができなくても最低限の業務で使う英語力は求められます。旅行業はスタッフとの仕事の中でリレーションが必要となってくるので、幅広い仕事をするには支社長クラスでない限りタイ語を働いているうちに習得した方が望ましいです。

BTSサパーンタークシン駅近くのシャングリ・ラ ホテルに代表されるように、日本観光客の利用が多いところでは日本人マネージャーが常駐しています。系列グループのあるところでは日本採用の場合もありますが、一般的なホテルでは現地で日本人スタッフの求人を出しているところが多いです。

観光関連産業の現地採用のスタート時の月収は、タイだけでなく世界的にみてもほかの職種より少し安めになります。旅行業の経験があってこれからタイへ行くことを考えていて、待遇面のことを考えるのであれば、日本採用を先ずは探してみてください。

バンコク市内

観光関連の仕事の特徴は実力次第では比較的早い段階で良いポジションに就くことができ、そうなると必然的に待遇も良くなります。ただ、給料は会社やホテルによって違うので面接の際には条件をしっかり確認する方が良いでしょう。

英字新聞のバンコクポストでは英語と日本語ができるホテルのスタッフの募集をタイ以外の国でも出しているので、見逃せません。タイでキャリアを積むとほかの国で活躍できるチャンもありますが、居心地が良い国なのでそのまま住んでほかの会社へ上手にジョブホップするひとも多いです。

近年日本にもインバウンドと呼ばれる訪日外国人旅行者の増加が顕著で、タイ人の観光客も多く来日しています。数年キャリアを積んで日本へ帰国の場合には、インバウンドに特化した会社での就職がおすすめです。ただ、これからの10年を考えるとタイでそのまま働くか近隣国を含めて外国で仕事を続ける方が、ワークライフバランスといった点では良いかもしれません。
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